2025 06.06

プレスリリース

善光総研、中国人介護職員向け研修を実施 ~日本の介護DXと現場力を中国に橋渡し~

株式会社善光総合研究所
広報担当

 株式会社善光総合研究所(所在地:東京都港区、代表取締役社長:宮本隆史、以下「善光総研」)は、中国人介護職員を対象に、日本の介護理念や技術を学ぶための実務研修と、介護DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応できる人材の育成を目的とした「スマート介護士」研修を実施いたしました。

背景と目的
 日本と中国は、ともに急速な高齢化という重大な社会課題に直面しており、介護人材の確保、介護サービスの質の向上、制度の持続可能性といったテーマが喫緊の課題となっています。特に中国では、今後さらに増加が見込まれる高齢者人口に対し、質の高い介護サービスを安定的に提供できる体制の構築が急務となっています。本年4月には、中国政府において、介護技能者の技能等級制度が新たに構築されることとなりました。
 一方、日本では、介護現場における生産性の向上や科学的介護の推進、さらにはDXの促進が政府主導で加速しており、様々な取り組みが進められています。こうした背景を踏まえ、日本の介護分野で培われた知見やノウハウを他国と共有し、国際的に活用していくことの重要性も高まっています。善光総研では、介護現場におけるDXを担う実践的な人材として「スマート介護士」を育成する資格試験制度を運営しており、業務効率化とケアの質の両立を可能にするデジタル技術の普及・推進に注力しています。
 今回の研修では、中国人介護職員が、日本の介護現場において、先進的なケア手法と、その基盤となるDX技術を実地で学ぶ機会を提供いたしました。

研修の概要
目的:中国人介護職員が日本の介護現場および先進的な介護技術、特にスマート介護士プログラムにおけるデジタル活用ノウハウを学ぶこと
期間:2025年5月27日(火)〜29日(木)
研修内容: 日本の介護理念の座学研究および善光会施設での現場の実務研修
         スマート介護士の具体的な技術・手法に関する研修

 善光総研は、社会福祉法人善光会で培われた高水準の業務効率化とケアの質の向上に関する知見、およびDXプラットフォーム「SCOP」やスマート介護士試験事業で蓄積したデジタル介護・人材育成ノウハウを活かし、今後も海外の介護事業所との連携をさらに深化させてまいります。
 今後もこのような国際的連携を通じて、今回の研修の企画・実施により得られたノウハウも活用し、国内外への介護DXの普及と深化および海外でのビジネス展開を強力に推進してまいります。


【善光総合研究所サービス概要】
 介護事業の生産性向上やケアの質の向上を目指すためには、介護事業のDXが重要な要素となります。善光総研は、業界最高水準の業務効率を実現する社会福祉法人善光会での知見を集約し、介護サービスの持続性を守ることを目的に、国内外に広く介護現場のDX化を普及させるためのDXプラットフォーム事業(SCOP)を展開しています。プラットフォーム上では、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長賞を受賞したSaaSの提供や介護事業所の経営・DXの伴走支援事業を展開するとともに、介護事業所のDXをリードする現場視点とデジタル視点、そして業務変革のマネジメント視点を有する人材の育成のため、受験者数10,000名を突破したスマート介護士試験事業を進めています。また、プラットフォームを行政機関や地方自治体、海外向けに拡げ、生産性向上パッケージの提供を推進しています。

株式会社善光総合研究所について
企業名:株式会社善光総合研究所
代表者:代表取締役社⻑ 宮本隆史
本社所在地:東京都港区南青山6-6-22
事業内容:
     ・介護業務支援システムSCOP開発・販売      
     ・介護事業所経営支援事業                 
     ・デジタル人材育成事業 等
ホームページ:https://zenkou-lab.co.jp/
E-mail : contact@zenkou-lab.co.jp

株式会社善光総合研究所 広報担当
E-mail : contact@zenkou-lab.co.jp

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