2024 03.08
プレスリリース
善光総研・善光会 一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)主催 「2024年データマネジメント賞」で「データ活用賞」を受賞
株式会社善光総合研究所
広報担当
この度、株式会社善光総合研究所(所在地:東京都港区南青山6-6-22 代表取締役社長:宮本隆史 以下善光総研)および社会福祉法人善光会(所在地:東京都大田区東糀谷6-4-17 理事長:西田日出美 以下善光会)は、一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(以下、JDMC)が主催する「2024年データマネジメント賞」において、介護部門で初となる「データ活用賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。
【データマネジメント賞とは】
JDMCが主催する「データマネジメント賞」は、データマネジメントにおいて、他の模範となる活動を実践している企業・機関などの中から優秀なものに対して授与している表彰制度であり、今年で11回目を迎えます。善光総研・善光会が受賞した「データ活用賞」は、データ分析やデータサイエンスの技術を駆使し、ビジネスにインパクトを与える優れた取り組みに対し授与されます。
【2024年データマネジメント賞 受賞企業】
大賞 日本郵船株式会社
データ統合賞 富士通フロンテック株式会社
データ活用賞 株式会社セブン銀行
データ活用賞 社会福祉法人善光会・株式会社善光総合研究所
先端技術活用賞 ジオテクノロジーズ株式会社
特別賞 北良株式会社
【受賞理由】
受賞テーマ:データとテクノロジーの活用による効率的な介護サービス提供の取り組み
善光会は、2005年の設立以来、「オペレーションの模範となる」「業界の行く末を担う先導者となる」という理念のもと、データとテクノロジーの活用による、効率的な運営と高品質な介護サービスの提供に尽力し、介護現場でのデータ収集と分析により、高品質な介護サービスの提供と業務の効率化に取り組んできました。収集するのは、介護記録ソフトによる介助情報、センサーで収集する情報、科学的介護情報システム(LIFE)による利用者のADL(日常生活動作)や栄養状態に関する情報など、多岐に渡ります。
当初、このデータ収集において介護現場におけるデータ入力に関わる業務負担が大きく、結果としてデータが入力されない課題がありました。これに対処するため善光会は、介護職員がどのタイミングで、どの場所で入力するかを考慮し、確実な入力を促すように工夫したスマート介護プラットフォーム「SCOP」シリーズを開発しました。それにより記録の正確性が向上し、申し送り時間も大幅に削減できるようになりました。一方、夜間の定期巡回の負担を軽減するため、睡眠状態を検知するセンサーを導入、ベッドのマットレス下に装着するセンサーで、利用者の体に直接装着せずにデータを取得することができるようになりました。遠隔で利用者の状況を確認できるようになったことで、不要な巡回を省略できるなど職員の負担軽減を実現しています。さらに介護ケアの客観的な評価に基づく業務改善に注力しており、SCOPの介助データとLIFEのデータを用いて介護アウトカムに影響を与える因子を評価し、分析結果に基づいた介護計画の策定と業務実施に取り組んでいます。善光会の取り組みは予算と人員不足の問題を抱える介護業界において模範となり得るものの1つであり、データ活用が社会貢献する道筋を示したとして、善光会の取り組みが高く評価されての受賞となりました。
【社会福祉法人善光会について】
善光会は、高齢化や技術発展等の経営環境が著しく変化する状況下において、福祉事業者や関連団体との連携強化を図り、善光会が掲げる「オペレーションの模範となる」「業界の行く末を担う先導者となる」という二つの理念のもと、持続可能な介護事業モデルの確立に貢献するべく、新しい介護サービスの提供に挑戦する社会福祉法人です。
【株式会社善光総合研究所について】
善光会が設立した研究所の事業が移管され、善光総研として社会課題解決のための事業を実施することとなりました。善光総研は、これまで独自の視点で介護福祉施設を運営してきた善光会での知見を集約し、福祉関連事業者様や介護テクノロジーメーカー様に効果的に活用していただくため、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長賞を受賞したスマート介護プラットフォーム(SCOP)の開発や介護アウトカム創出のためのデータ分析研究、介護現場のデジタル化を推進するためスマート介護士資格試験を通じた人材育成事業を進めています。近年では、介護事業所や地方自治体向けに生産性向上パッケージの提供も推進しています。
株式会社善光総合研究所 広報担当
E-mail : contact@zenkou-lab.co.jp