2023 10.02

お知らせ

スマート介護プラットフォーム「SCOP」シリーズに、 無料から使えるスマートフォン向け介護記録アプリ(SCOPmobile)が登場!

株式会社善光総合研究所

広報担当

 

 この度、株式会社善光総合研究所 (所在地:東京都港区南青山6-6-22 代表取締役社長:宮本隆史 以下、善光総研) は、善光総研が開発・提供するスマート介護プラットフォーム「SCOP」シリーズにおいて、介護業界のデジタル化を加速するため、全国の介護事業所にシステム利用のきっかけを提供することを目的に、スマートフォンで使える”無料”介護アプリ「SCOPmobile」をテスト版としてリリースしましたことをお知らせいたします。

 

■開発の背景

 日本の介護領域を取り巻く環境は日々厳しさを増し、介護保険財政のひっ迫や介護人材の確保が大きな社会課題となっています。特に介護人材については、現状でも採用に困難を来している介護事業所が多数ある中、さらに厚生労働省の推計では、2040年には介護人材の需給に約70万人のギャップが生じるという推計が出されています。外国人材確保の競争性が激化するとともに、国内の労働力人口の減少が続いていく中、介護人材の課題を解決するためにも生産性の向上は不可欠であり、デジタル化はそのための重要な手段と位置付けられます。

 政府も、岸田文雄内閣総理大臣が社会福祉法人善光会に視察された際の会見で介護分野のデジタルの取組みを後押しする必要性について言及されたほか、デジタル行財政改革会議の設置によるデジタル化の取組みの加速が図られています。また、厚生労働省においても、来年度の介護報酬改定などに向け、デジタル化の推進について検討が進められています。

 一方、介護現場においては、デジタル化の必要性は認識しつつも、システム投資の負担などを理由に導入に踏み切れていない事業所が多数存在するほか、導入後もシステムが活用しきれていないという課題も存在します。

 

■無料から使える介護記録アプリ「SCOPmobile」(テスト版)について

 介護テクノロジーやICTを活用した介護現場のデジタル化の本格的な進展が始まろうとしている中、介護現場の改革を進めるためのプラットフォームとして開発した「SCOP」について、これまでiPadアプリでの使用を中心としてサービスを提供してまいりました。

 今回のサービス開発においては、できるだけ多くの事業所に介護業務のデジタル化の効果を実感いただけるよう、基本使用料を無料に設定するとともに、さらに利便性を高めるため、介護職員の携帯性が高く、その場で記録業務が出来るようスマートフォン向けのアプリとして「SCOPmobile」(テスト版)を開発・リリースいたしました。

 

                  

 

<「SCOPmobile」の3つの特徴>

①基本使用料無料:
「SCOPmobile」は、介護記録の機能を基本使用料無料で利用することができます。そのため、既に利用中のスマートフォンやタブレットなどを用いれば、コストゼロ円で介護記録のペーパーレス化やデジタル化を実現することも可能です。本番リリース以降も、基本使用料は無料です。

 

②現場目線:
「SCOPmobile」は、デジタル介護を実践する社会福祉法人善光会の介護スタッフなど介護現場の声を基に機能やUIを開発しました。そのため、現場が使い易く、現場業務を最適化するための機能の搭載を実現しています。

 

③WEBアプリ:
「SCOPmobile」は、スマートフォンなどでホームページを閲覧するSafariやGoogleChromeといったブラウザ上で動作するWEBアプリです。そのため、多様な端末上での活用が可能であることに加え、ブラウザの「翻訳機能」や「音声読み上げ機能」などによる外国籍スタッフ向けの活用サポートにも対応します。また、「音声入力」や「定型文」、「文字サイズ変更機能」などにより、年代を問わず幅広いスタッフがスムーズに使いこなすことが可能です。

            

                                   (画面イメージ)

■今後の開発の方針について

 「SCOPmobile」については、今後予定している本番リリースに向けて、テスト版での使用状況も踏まえ、機能改善を進めてまいります。基本機能の改善に加え、オプションとなる機能の開発や、様々な事業者や職種の方々へのデジタル化のサポートを実現するためのSCOPシリーズのラインナップの充実も図り、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)と連携しながら積極的な開発の促進に尽力していきます。

 

■「SCOPmobile」(テスト版)のお申込み

 善光総研では、『SCOPmobile』の本番リリースに向け、テスト版のモニター利用者を募集いたします。モニターは100事業所程度を予定しており、サービス類型や法人・事業所規模、所在地域などを参考に選定をさせていただきます。

テスト版の利用希望の方は、以下URLから必要情報をご記入の上、お申し込みください。

 

https:/forms.gle/Ld7DSVABcxS4F4tf9

 

■スマート介護プラットフォーム”Smart Care Operating Platform®”(略称「SCOP」)とは
 SCOPは、介護業界で初めて他社連携を可能としたクラウド型介護ロボット連携プラットフォームです。介護施設職員の業務負担軽減とサービス品質向上を目的に介護業務を支援する様々なアプリケーションで構成されており、現在は、複数のロボット介護機器のインターフェースを統合する『SCOPnow』と、職員の記録・申送り業務負担を削減する介護記録アプリ『SCOPhome』、これらのシステムと連携し一気通貫の報酬請求を実現する『SCOPreceipt』のサービス提供を行っております。介護にかかわる人々を結びつけ、業界全体として介護現場の業務負担軽減とサービス品質の向上に繋がるプラットフォーム形成に向け、さらなる機能開発や改善を順次行っております。

 開発においては、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)からの補助事業による開発支援を受けており、2022年度からは、2期目の事業に採択されたところです。また、2021年度には、当開発において、内閣官房主催「第5回日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞」を受賞いたしました。

SCOP Webページはこちら

https://scop.sfri.jp/

 

株式会社善光総合研究所 広報担当

E-mail : contact@zenkou-lab.co.jp

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